夏休みが終了し、9月も下旬に差し掛かる頃。
いやー、働いた働いた。
会社員なら労基署が確実にマークする程働いた。
流石に、15時間労働を5日続けるのはNGですね。
暑さと相まって、「ちょっと危険水域かも」と不安になる日がありました。
この頑張りが生徒の成績に結実しますように。
さて今回は、中学生向け英語教科書にもの申します。
「なんて図々しい」=What a ( ) !
この空欄、埋められますか?
市内の公立中学校2年生の英語の教科書に出てくる表現の一例です。
答はnerve
「何という神経をしているのだろう!」という理屈なのでしょうね。
今の中学生用の教科書には、このような表現が多く、しかも、語彙レベルも相当高いです。高校内容が降りてきている。
前提として、「小学校で英語が教科化されたから」というものがあるのだと推定されますが、小中学生のお子様がいるご家庭ならば実感しているとおり、現時点の小学英語は、中学英語への架け橋としては何も役に立っていないです。
書く機会が非常に稀であるだけでなく、綴りを目にする機会もあまり多くない。ただただ、「楽しく」をモットーに取り組んでいる。
「楽しく」
良い方針だと思いますが、それを前提に中学教科書を作らんといてー。
もう1つの前提が「英会話力の向上」という方針。
これが本当におかしな話で、従来の教科書で会話力向上を目指し、アメリカのネイティブが使いそうな表現をバンバン導入って…
体系書としての機能を削ぐ行為だと思います。
向学心や好奇心のある人には楽しい教科書だろうと思われるけど、そうでない人には、1年目から心を折りに来る悪魔みたいな存在じゃなかろうか。
中学校の先生!
一発で心の折れた1年生を、在学中に復活させる自信はありますか?
どうしても今の方針を貫きたいなら、以下のようにすべきだと思います。
①小学校での学びが身についている前提で教科書を作らない。
②会話用の教科書と読解用の教科書とを分ける。
③小学生段階で、昔のようにもっと国語文法をやりこむ。
④1,2年生段階ではシステムと短文重視。
また、基本文の構造や例を「日本語」で言うトレーニング(少なくない生徒が、信じられないくらい言えません)を重視する。
語彙数は多くても良いが、過去分詞を学んでいない段階でexcitedやuntouchedなどの表現を出さない。さらに言うなら、excitedの訳を「わくわくした」とだけ書く、ミスリードする気満々な行為を止める。
3年時から語彙レベルを上げる。また、もっと長い文章を扱うようにする。(文章丸暗記は意外に効果的!)
これでは物足りない人も少なくないでしょう。
しかし、そういった人は今の時代、学校外でいくらでも学習の幅を広げられる環境にいるわけで。変な言い方ですが、勝手に成長できます。
それよりは、中学時代のトラウマを高校生になっても引きずったまま大学受験を迎える人や、ひたすら語句を覚えまくって共通テストでは70点くらいまでは取るけれど、二次試験をこなす力がほとんど無い人などを救済できる環境を整えないといけないと思うわけです。中学の定期テストで満点近く取っている生徒の何割かは、実は大した実力が備わっていません。自覚が無いままだと、暗記一辺倒で結果を出したツケが高校で回ってきます。
英語は、暗記科目じゃないよ~!