今回の中間テストでは、理科で植物関連が範囲に入っていたのですが、なんと3名もの中学生が「植物は呼吸で二酸化炭素を吸収し、酸素を吐き出す」と発言しました。慌てて訂正。植物も動物同様に呼吸をすることはわかっているのに、気体の出入りは正反対で覚えている。なんとなく間違えたわけではなく、確信して。
そして今日も、呼吸商という、高校で扱う内容を素材にした難問に取り組んでいた小学生が、頑張り抜いた末に正しい解き方に気付いたにも関わらず、酸素と二酸化炭素との体積比を取り違えました(1.25という答案が、設問の説明を踏まえればあり得ないことには気づいてほしかったけれど…)。この子も、上述の中学生と同様の認識。
この知識に関係する塾生の40%ほどの誤解者数。あまりにも多すぎる。何かが異常だと感じ、この小学生にインタビューしました。そして、「もしかして、光合成が植物の呼吸だとイメージしてる?」という問いかけに辿り着きました。生徒の返事はYes!
聞けば、小学校の先生がそのような説明をしたとのこと。学力の高低に関係なく、間違えて覚えている人があまりにも多い理由の一端が見えました。
まあ、植物にとっては生きる上で光合成の方が大切そうな感じがするので、イメージとして首肯できる部分も無くはないけど、そういう説明をしたら生徒がどう誤解し得るか、ちゃんと考えろよなー
本件、影響力が大きすぎです!当事者に直接抗議したい気分だぞ!
政治家も稚拙な比喩や例示で舌禍を招きがちですが、比喩や例示が下手な人は、公の場でそれを披露するのを控えて欲しいです。そもそも、比喩や例示ってものすごく難しいのだから。